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「生誕100年記念 人間国宝 志村ふくみ展 色と言葉のつむぎおり」図録
¥2,000
紬織の人間国宝である染織家、志村ふくみの生誕100年を記念して、故郷滋賀では約10年ぶりとなる個展、「生誕100年記念 人間国宝 志村ふくみ展 色と言葉のつむぎおり」の図録です。
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「滋賀の家展」図録
¥2,000
A5サイズ/約180頁 2024年9月刊行
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【残りわずか】小倉遊亀と院展の画家たち展
¥1,200
SOLD OUT
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つくる冒険 ~日本のアール・ブリュット45人~
¥1,000
2024年4月29日から6月23日まで、滋賀県立美術館にて開催された企画展の図録です
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【残りわずか】近代日本洋画への道
¥500
SOLD OUT
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山元春挙 生誕150年
¥2,400
SOLD OUT
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voice-over 回って遊ぶ声 documents
¥800
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voice-over 回って遊ぶ声
¥2,000
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soft territory かかわりのあい
¥1,800
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人間の才能 生み出すことと生きること
¥2,000
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画家 泉茂の世界展
¥500
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大原美術館所蔵品展 近代日本洋画の名作
¥500
SOLD OUT
岡山県倉敷市に立つ大原美術館は、1930年に設立された日本最古の私立近代美術館である。美術館のもととなったのは、実業家・大原孫三郎が洋画家・児島 虎次郎に蒐集させた近代西洋美術のコレクションであり、両名の死後、美術館の作品収集は近代日本洋画、現代美術、古代エジプトや中国の美術、陶磁器や染色作品など拡大の一途を辿り、現在では日本を代表する美術館として多くの人々に親しまれている。 今回、大原美術館分館の改修工事に伴い、同館の所蔵する近代日本洋画の名作100点が館外に貸出されることになった。藤島武二、青木繁ら明治期の浪漫派の画家にはじまり、萬鉄五郎、岸田劉生、中村彝ら大正期の個性派たち、小出檜重、関根正二ら二科会出身の鬼才、梅原龍三郎、安井會太郎、坂本繁二郎ら日本的洋画の大成者たち、そして松本竣介、坂田一男、古賀春江ら前衛洋画の巨匠に至るまで、日本の近代化とともに歩んできた洋画の歴史を一望のもとに鳥瞰できる充実した内容であった。またこの中には、大原美術館にゆかりの深い満谷国四郎と児島虎次郎の二人の洋画家の作品が多数含まれていた。なおこの展覧会は、福島県立美術館、当館、三重県立美術館、そごう美術館を巡回した。
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【残りわずか】シガ・アニュアル ’90 写真による現代版画 -虚と実の間-
¥500
日本の現代美術の様々な状況を、毎回特定のテーマのもとにセレクトした現在活躍中の若手・中堅作家の作品を通して紹介する、当館の自主企画『シガ・アニュアル』の第4回展。 今回は「虚と実の間」をキーワードに、写真を利用した新しい版表現に取り組んでいる、6名の作家 -秋岡美帆、大島成己、小枝繁昭、出店久夫、永原ゆり、濱田弘明- を紹介した。シルクスクリーン等の新技法の登場によって、写真イメージを版画の中に取り込むことが容易になって以来、写真が持つ現実情報の特性を巧みに版画表現に活用した、野心的な作品が数多く生み出されるようになった。それらは今や、写真と版画という両ジャンル間の境界を取り払い、版画表現のありかた自体を大きく変容させつつある。また両ジャンルの混交は作家たちに対しても、現実と虚構の絵画空間とが織りなす様々な位相についての問題意識を、あるいは人間の現実認識のありかたについての問題意識を、鋭く要求するようになってきた。本展では現代版画が直面しているこのような状況を提示するとともに、写真と版画がクロスオーバーして生み出された存在感あふれる新しいイメージの魅力も紹介しようと試みた。
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シガ・アニュアル ’91 自己との遭遇 -パリに学んだエスプリ-
¥500
現在活躍中の若手・中堅作家の作品を通して、日本の現代美術の多様な状況を紹介する当館の自主企画『シガ・アニュアル』の第5回展として開催したもので、1970年代にパリの美術学校で学び、80年代以降着実な創造活動を展開している4人の作家、コリン・ミノル、立山正一、中島千剛、渡辺良雄の作品を取り上げた。 彼らはパリに留学し、フランスの現代美術の中に今なお生き続けている西洋文化の伝統と直面し、その伝統と対決するなかで、自己のアイデンティティーを模索し、独自の感性にもとづく造形表現を確立した。ともすれば流行に惑わされ、素材の新奇さや造形の面白さのみを追求しがちな風潮のなかで、自己のテーマを真摯に追求し、自分に見合った表現方法で創作に取り組んでいる作家たちの作品を展示することで、現代美術のひとつの在り方を提示しようとするものであった。
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平成8年度 国立博物館・美術館巡回展 近代日本画の秀作 -日本美術院の作品を中心に-
¥500
『国立博物館・美術館巡回展』は、平成6年度から、文化庁が各地の教育委員会等と共催している巡回展で、地方在住の人々が国立の博物館や美術館が所蔵する優れた芸術作品や文化財に親しむ機会を多くすることを目的としている。今回は、東京国立博物館、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館の所蔵する、近代日本画の優れた作品52件が当館で展示・公開された。
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シガ・アニュアル ’98 精霊の宿るところ -見えざるものの啓示-
¥500
『シガ・アニュアル』は、当館独自の年次展形式の企画として開催する現代美術展で、毎回テーマを設け、現在活躍中の若手・中堅の美術作家の作品を通して、現代美術の多様な状況を紹介している。今回の『シガ・アニュアル』は、科学や人間の合理的精神では捉えられない世界、人間を超越した実在的存在、宇宙と生命の神秘を探り、造形芸術によって表現しようとしている3人の作家の作品を展示・紹介した。 浅岡慶子は、果てしなく広がる闇の中に、光を発する不思議な球体が浮遊する「球(じゅ)」のシリーズと、ポリエステル樹脂でできた透明の球体の中に、鮮やかな色彩が乱舞する「ALAYA」によって、人知を越えた不思議な世界を垣間見させた。 黒川弘毅(ひろたけ)は、手で大まかに成形した窪みや土中に溶解したブロンズを流し込み、グラインダーで研磨した立体作品の中に、人間を越えた絶対的な存在を暗示した。 粟国久直(あぐに・ひさなお)は、方形の格子に仕切られ、色ガラスをはめた木製の収納棚の中に、蜜蝋でできた月や蓮の花、染色体などを収めた。それは過去から連綿と受け継がれた人類の記憶を伝える方舟であり、死者の霊と生者が共存する空間でもあった。 かつて美術は、芸術家や彼らの属する社会が抱く世界観・宇宙観と不可分に結びついていた。しかし近代に至り、芸術は自律性を標榜し、文学・哲学・宗教的な内容を排除するようになった。その結果、芸術はかつてもっていた豊かな意味内容を喪失するようになった。本展の出品作は、現代美術の中で見失われがちな深い精神性を宿し、目に見えないものを啓示する媒体としての役割を担うものであった。
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【残りわずか】目黒雅叙園美術館展 -雪・月・花-
¥500
SOLD OUT
ホテル・結婚式場として有名な東京の目黒雅叙園(めぐろがじょうえん)は、昭和初期を中心とした近代日本画の優れたコレクションを所蔵していることでも知られている。このコレクションは、雅叙園創業者の細川力蔵氏が目黒雅叙園建設の際に、当時の一流日本画家たちに製作を依頼した、建築内部の装飾画作品がもとになっており、当時は広大な建物の随所に絢爛たる作品が飾られ「昭和の竜宮城」と称された。残念ながら作品一部は戦災で消失してしまったが、現在は目黒雅叙園美術館が作品の管理と収集を続けており、その収集作品数は4千点を数え、昭和初期の日本画の収集としては国内屈指の規模と質を誇っている。 本展は目黒雅叙園美術館の協力を得て、同館の所蔵作品の中から、自然に対する日本人の伝統的な美意識である「雪・月・花」をテーマにした作品、60点を厳選して展示したものである。鏑木清方、伊東深水、酒井三良らよく知られた巨匠たちの作品だけでなく、不幸にして世に知られざる昭和初期の日本画家たちの作品もまとめて見ることができる、絶好の機会となった。また併せて、同館の所蔵品の中から滋賀県ゆかりの日本画家たち4人の作品12点を、特別展示として公開した。
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アートベンチャー冒険美術IV -夢でオド口キ-
¥500
展覧会による美術入門編『』アートベンチャー冒険美術』の第4回展。これまでの“森”“大地”“水”といった素材に関わるテーマから離れ、今回は“夢”というキーワードのもと、芸術を生み出す原動力となっている人間の想像力をはじめ、不思議なものに対する驚きと畏敬の念、無意識が行ういたずら、知覚のマジックなど、「心」と「知覚」に関わる様々な芸術的要素を取り上げた。作品展示のほかに、ブラックライトで照らされた壁面に蛍光ペンで落書きをするコーナーや、コラージュやフロッタージュ遊びのコーナー、各種の遊具・資料展示なども設け、テーマを多角的に体験してもらえるよう工夫した。 さらに今回もクイズ形式で作品を楽しむ「冒険ガイドブック」の無料配布を、会場入口で行った。
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「日本のわざと美」展 -人間国宝の世界-
¥500
SOLD OUT
演劇や音楽、工芸技術などの技術でわが国の歴史上または芸術上価値の高いものを無形文化財とよぶが、国では無形文化財のうち特に重要なものを重要無形文化財に指定し、同時にこれらの技術を体得している人を保持者または保持団体に認定している。この展覧会は国の重要無形文化財保持者(人間国宝)への理解を深めてもらうために、文化庁とともに開催したものである。 また国では、文化財の保存に欠くことのできない技術を「選定保存技術」として認定している。 これは有形文化財の保存・修理や無形文化財の継承に必要な道具・素材等を作る技術を指す。具体的には漆工芸品を制作するために必要な漆刷毛や蒔絵筆をつくる技術、染織に欠かせない日本古来の植物染料の生産技術などがこれに含まれる。本展覧会では選定保存技術についても、さまざまな道具・素材を展示し、その製造過程についてもパネルなどでくわしく解説した。 展示品としては、陶芸、染色、漆芸、金工、木竹工、人形、撥鏤(ばちる)、手漉和紙等の分野で重要無形文化財保持者に認定されている個人・団体の作品と、選定保存技術の関連資料などがあった。重要無形文化財保持者の中には志村ふくみ、森口華弘、清水卯ーという3人もの滋賀県関係者がおり、当館でも作品の収集や展覧会の開催に努めている。この展覧会には当館の所蔵品も展示され、広く日本の伝統工芸の精華を鑑賞してもらうだけでなく、滋賀県の伝統に対する理解を深める格好の刺激となった。 なお、本展は、青森県立郷土館に巡回した。
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【残りわずか】アジア美術との出会い
¥500
この展覧会は、滋賀県が2001年に開催した「湖国21世紀記念事業」の中の「びわ湖アジア芸術文化祭」の一環として開催されるものであり、2部構成で、第1部ではアジアと滋賀の美術の交流の歴史をたどり、第2部では現代のアジア美術を中心に紹介する。滋賀県の、そして日本の文化と芸術は、アジアの国々との関係の歴史の上に成り立ってきた。21世紀を迎え、湖国滋賀の歴史を振り返り、新たな文化を創造しようとする現在、アジアの美術の過去と現在に触れる本展は意義深い試みであった。 第1部【近代以前のアジア美術】と第2部【アジア美術の現在-福岡アジア美術館の所蔵作品による】の2部構成とした。第1部では、滋賀県雪野山古墳の出土品といったアジアからもたらされた造形作品や、近江八景のようなアジアの文化との関わりの中で成立した日本の美術品から、アジアと滋賀の交流について考察できるよう、展示した。第2部では福岡アジア美術館のコレクションの中から、政治や歴史に関わる作品、アジアの生活情景に関わる作品、宗教に関わる作品など、大きく3つのセクションによって、現代のアジア美術を紹介した。
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長浜・大通寺の精華
¥500
長浜の市街地に建つ大通寺は、浄土真宗大谷派(東本願寺)の有力な別院で、長浜御坊と呼ばれ、篤い信仰を集めている。平成10年(1998) より実施された、大通寺の文化財総合調査の成果を、調査に参加した市立長浜城歴史博物館・彦根城博物館・滋賀県立近代美術館が、おのおのの館の特性によって共同企画した展覧会で、当館は「長浜・大通寺の精華-近世寺院と障屏画」と題して、絵画と彫刻を中心に展示・公開した。なお、県内の三館でひとつのテーマにもとづいてほぼ同時に開催したこの展覧会の方式などは、新しい展覧会の方法を摸索するものとして、斯界の注目を浴びた。
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滋賀の現代作家展 岡田 修二
¥500
「滋賀の現代作家展」は、地元滋賀県ゆかりの優れた現代作家を、日本画、洋画、工芸、現代美術、写真などの幅広いジャンルの中から毎年選定し、作家と作品の全貌を全国に向けて発信する、当館の独自企画によるシリーズ展である。 第2回目の今回は、滋賀県守山市在住の画家、岡田修二を取り上げ、彼の絵画世界を紹介する初めての本格的な回顧展を開催した。 1959年香川県高松市に生まれた岡田修二は、1987年に愛知県立芸術大学大学院を修了後、大手広告代理店に入社。アート・ディレクターとして広告に関する企画制作などを手掛ける一方で、1991年頃から顕微鏡写真を用いた作品の制作を開始し、以降、様々な視覚イメージを駆使しながら、一貫して我々人聞がいかにしてモノを見ているか、その見るという行為そのものを絵画の主題として探求している。1994年からは大学の教員に転じ、後進の指導にあたりながら精力的に作品を発表し、新進気鋭の画家としてよく知られている。 顕微鏡写真を用いたレリーフ状の実験的な作品からスタートした岡田は、次第に顕微鏡から得られた微生物のイメージと、文字や記号のドゥローイングとを重ね合わせたダブル・イメージによるパネル構成作品<ノートリアスの日記>/<遅延・束縛・停止>シリーズに移行し、1996年頃からは画面一杯に拡大された人間の顔や手のイメージに顕微鏡写真の画像を重ねた<Take>に到達する。一見、モノクロ写真と見紛うほどリアルに描かれたこのシリーズにおいて、岡田は日常の視覚世界と極小の視覚世界とをオーバー・ラップさせることで、絵画をめぐる視覚の本質を問う独特のスタイルを確立する。さらに近年では、自宅近くの琵琶湖畔の植物を描いたシリーズ<水辺>を新たに展開している。 今回の展覧会は、近年の大型作品を中心に、初期のレリーフ作品から初公開の新作まで約30点の作品によって構成される大規模な回顧展となった。
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柳宗悦展─暮らしへの眼差し─
¥500
民芸運動の創始者にして、優れた思想家でもあった、柳宗悦(やなぎむねよし・通称やなぎそうえつ 1889-1961)が創設した、日本民藝館に収蔵される、興味深い収集品を中心に展示・公開する、大規模な「民芸」の展覧会です。併せて、その思想を継承しつつ展開させ、日本民藝館長もめ、工業デザイナーとしても活躍した、宗悦の子息、柳宗理(やなぎむねみち 通称やなぎそうり 1915-2011)の作品も、展示・公開します。宗悦が、「美術というよりも、むしろ工芸」とよんで高く評価した、滋賀にゆかりの大津絵なども、ご覧頂けます。
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【残りわずか】フランス象徴派展
¥500
美術が文学や伝説、神話などに近づく時、想像力や夢見る力が解き放たれ、詩的な風景、理想化された過去への憧僚、無意識の世界、そして時には不安や悪夢といった幻想が、作品の中に登場する。19世紀末にヨーロッパ各地で花開いた象徴主義は、近代の合理主義文明が、科学の進歩と物質的な富の追求に邁進し、不合理で矛盾に満ちた人間の内面性を切り捨てようとした時代に、豊饒な精神の世界を開拓し、目に見えない真理や人間の情念を可視的な形象を用いて表わそうとした運動だった。象徴派の画家たちが生み出したさまざまなイメージや造形的な探求は、20世紀の美術の中にも受け継がれ、今日の漫画やファンタジー・アニメーションの源泉になっているとも言えるだろう。 本展は、パリの個人コレクターが所蔵するフランス象徴主義のコレクションをもとに構成され、ギュスターヴ・モローやオディロン・ルドン、ナピ派のモーリス・ドニをはじめ、日本ではこれまであまり紹介される機会がなかったアルフォンス・オスベール、アルマン・ポワン、アレクサンドル・セオンなど、象徴派の優れた画家・彫刻家38人の作品123点を展示・紹介した。 なお本展は、財団法人ひろしま美術館、秋田市立千秋美術館、北九州市立美術館、宮崎県立美術館を巡回した。