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静岡県立美術館・滋賀県立近代美術館の名品80点でたどる 美術の20世紀 -豊かなる表現-

¥500 税込

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静岡県立美術館と滋賀県立近代美術館の共同企画展第2弾。両館は、平成12年(2000年)度に「日本画の情景-富士山・琵琶湖から-」と題して、室町時代から今日にいたる日本画の風景表現を主題にした企画展を行っているが、今回は、20世紀という激動の時代に焦点を当てた。それは、めまぐるしい変遷を遂げた20世紀美術の流れを、新たな視線から捉え直し、現在の我々が置かれている状況や未来に向けた創造の可能性を探求する試みであった。
本展の特徴は、作品の制作年代順、あるいはジャンル別に作品を展示するのではなく、20世紀を特徴づける8つのテーマ -「日本における近代絵画の成立」 「画家の求めた風景」 「大正の細密画」 「ファシズムと戦争、人間性の希求」「色の可能性、形の力」 「女性の時代・それぞれのアジア」 「触覚性の開拓」「越境する美術」- を設けて、それぞれの切り口から、作家の感性や表現の多様性、独創性を明らかにしようとするものであった。出品作品の内容は、両館のコレクションを中心に、静岡市立芹沢鮭介美術館などのご協力も得て、日本画と洋画、現代美術、彫刻、工芸など、幅広いジャンルの作品76点によって構成された。
なお本展は、当館に先立つて静岡県立美術館で開催された。

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