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近代の洋画・響き合う美―兵庫県立美術館名品展―

¥500 税込

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滋賀県立近代美術館と兵庫県立美術館は、所蔵品の相互活用などの相互協力協定を結んでいます。この協定のもとに、平成22年(2010年)に滋賀県立近代美術館が所蔵する小倉遊亀の作品を中心とした「没後10年 小倉遊亀展」が兵庫県立美術館で開催されました。
本展は、兵庫県立美術館所蔵の洋画(日本の画家が描いた油彩画)を中心とする名品を滋賀県立近代美術館の企画展として紹介し、日本の近代洋画の流れ、特に関西洋画壇の歴史を広く概観する大規模な展覧会です。
兵庫県立美術館の洋画コレクションには、兵庫県出身の小磯良平の人物画《斉唱》や、金山平三の風景画・芝居絵などに代表される数多くの名品が含まれています。本展はそれらを紹介するとともに、本多錦吉郎《羽衣天女》、安井曽太郎《巴里の縁日》、岸田劉生《樹と道 自画像其四》、小出楢重《ピヂャマの女》など、日本の洋画史を語る上で欠かすことのできない巨匠たちの代表作を展示し、明治時代から昭和までの洋画の歴史をたどります。また小磯良平の珍しいスケッチや、モダン都市神戸の賑わい、サーカスなどを華麗な色彩で描いた川西英の木版画、滋賀県に関連した日本画の名品などもあわせて展示します。
このほか、当館常設展示室Ⅰ(日本画・郷土美術コーナー)では、滋賀県出身の洋画家、野口謙蔵や黒田重太郎などの作品を紹介し、常設展示室2(現代美術コーナー)では、洋画を学び、前衛美術の道へと進んだ画家たちの作品をとおして、日本の戦後美術の流れを概観します。
日々の暮らしや人々の豊かな表情、裸婦の魅力、都市の景観や自然の美しさ、机上の静物の奏でるハーモニー。私たちの身の回りに見出される、こうした豊穣な美の世界を、西洋から学んだ油絵という技法を用いながら、日本の湿潤な風土と日本人の繊細な感性に溶け込ませ、多彩で独創的なスタイルで表現した洋画の尽きせぬ魅力を、兵庫県立美術館の珠玉の名品をとおしてご堪能ください。

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